WICA(ウィカ)

WICA(ウィカ)


WICA(ウィカ)
EPO EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン EPO
1992-09-16 
¥ 3,059

voice of OOPART
Soul Kitchen
DANCE
UVA(EPO WORKS 2
TRAVESSIA

■Epoのターニングポイントにして最高の傑作 評価5 日付2003-11-20
前作「ファイヤー&スノウ」がヒップホップというかハウス、シングル「エンドレスバレンタイン」が往年のディスコソウル、「日本人初のヴァージンレコと契約」などと盛り上がっていたのが80年代末から90年代初頭のEPO。その後しばらく鳴りをひそめていた(ロンドンに行っているのかと思っていた)あと、特に宣伝もなく92年に出ていたのがこれ。

なにしろ、きらびやかなエレクトロAORポップからいきなりのドアコースティック、ニューエイジ路線は衝撃的で、当時の耳には「何でぇこの子守歌みてぇなやつぁ」つー違和感さえあった。歌詞のほうも「百年の孤独」「ねぇ、こんなこと考えたことある」を筆頭にフツウではない。思えば、ここからがepoにしかできない音楽の誕生であり、本当にスゴクなっていった発端だったのである。さらにいわせてもらうと、POPとARTとキッチリ折り合いつけていた、という点で、EPOのニューエイジ作品の中でも最高の部類に入る、すばらぴーアルバムです。

ワタクシが一番好きなのはラストの「見知らぬ手と手」。ここからプライウエートライヴや草の根的音楽活動へ移行していくEPOの意気込みが感じられつつ、人生の行方を見失いがちな20台後半の自分にスゴクフィットしていたのである。


■時間と空間を旅する50分 評価5 日付2003-10-07
陳腐な表現で申し訳ありませんが、このアルバムをはじめて聴いたとき、まさにこれが天才の仕事なんだな、とはっきり思いました。

ただ座って目を閉じて聴いているだけで、思い出せないほど昔に見た懐かしい風景、ちょっとだけ恋に疲れた女性の小さな部屋、まだ行ったことのない異国、果ては無限の宇宙にまで、聴き手の心は時間と距離の制約を超えて自由に飛び回ります。

歌と演奏だけでこれほどまでに鮮烈にビジュアルを紡ぐことができる才能に、ただただ圧倒されたことを覚えています。まったく隙のないアルバムですが、あえて一曲選ぶなら(11)。ちょっと切ない歌詞ながらも、軽やかなメロディーと散りばめられた遊び心がほんのり温かです。


■EPOという名の旅の途中 評価5 日付2003-01-25
このアルバムは多分EPOという人の旅の途中の作品の中の一つなんだろうと思う。私が知っていたEPOとは全く違う彼女がそこには居た。そしてびっくりした。EPOという名を巡る彼女の旅は未だ続いているがその中でもこのアルバムはある意味一つのクロスロード的な所に居た彼女が何処へ進むかを決心したそんな表現作品だったのでは無いかと思う。

何だか泣ける。ヒットした「百年の孤独」を聞いて私は何度も泣いた。何で涙が出るのか分らなかったが。EPOという個が確立し、そしてそれが花咲いた瞬間のその感動が詰まっているように思うのは私がこのアルパムのファンだからだろうか?


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