色彩のブルース
色彩のブルース
色彩のブルース
EGO-WRAPPIN’ RD RECORDS RD RECORDS EGO-WRAPPIN’
2000-09-02
¥ 2,100
2000年発表の4枚目。古いジャズやブルースを中心とした音楽性はこれまでの作品と同様だが、そこに現代的なクラブ・ミュージック感覚や、昭和歌謡的な猥雑(わいざつ)さを盛り込み、大阪独特のアクが強くドロリと濃厚なテイストで表現してみせた作品。代表曲「色彩のブルース」は、中納良恵のエロティックな歌唱とクールなジャズがぴったりと合致した“今様ジャズ歌謡”といえる曲だし、冒頭の「Nervous Breakdown」も、ダイナミックなジャズ・グルーヴが場末のキャバレーのような混沌(こんとん)とした空気を醸し出している。2人の希有なセンスと才能が存分に発揮され、エゴ・ラッピンの独自性を確立した記念碑的傑作である。彼らは次作からメジャー・デビューするが、個人的には本作が一番。(小山 守)
SWING FOR JOY
His choice of shoes is ill!
BLUE SPEAKER
満ち汐のロマンス
merry merry
■EGO WRAPPIN'のグルーヴがここに 評価5 日付2008-02-26この作品の流れには絶妙な美しさや恍惚な聴かせ所が随所にあります。またその美しさが映像を喚起させるようなメリハリの色濃い展開で、曲同士の余韻を継承しつつ様々な場面が闇の中に現れては消えてゆくようです。
暗転した舞台の奥から忍び寄るベースソロでグルーヴを予感させた後、一気に熱風が巻き起る「NERVOUS BREAK DOWN」の始まり方が先ずたまりません。またその熱が鮮やかな音色でフロアを焼き付けた後、舞台は再び闇の沈黙へ還り、その帳の向うから今度は妖しく哀しい影が伸びてくる「GIGOLO」の始まり方、更にその影の世界へ一陣のサックスの音色が吹き込んだ瞬間、辺りが琥珀色に浄化してゆく「色彩のブルース」の甘美な出だしなど、曲をつなぐ一瞬一瞬の聞かせどころが非常に美しく際立つ流れを持っているのです。聴きごたえのある一枚でした。
「FLOWERS」はリズムセクションが主役となり、スカに宿るグルーヴから更に展開の止揚を図り続け、またメロディも自由に筆をのばしてゆくような広さと深みを持ち、今作で最も陶酔感と高揚感をもったナンバーでした。「色彩のブルース」というある意味4番バッターの後を務める大事なポイントゲッターとして相応しいナンバーでしょう。一方そんな嵐の後ですので「タバコ」というチルアウト感を中核におくナンバーは、カームダウンする殿曲として相応しいフレーバーを残してくれます。但し癒しだけでは終わらせませんけどね。
ジャズファンクの知的興奮と官能さを持つ音楽は彼らの他は、オリジナル・ラブや東京スカパラ、UA、カヒミカリィ等々ありますが、ジャズのままPOPSシーンで暴れる例は全体的にはまだまだ数少ないので、今作の充実度が広く伝道師になってほしいですね。
■メジャーになって良かったのか? 評価5 日付2007-01-13彼らのアルバムでは最高傑作だと思う。
一方、この後どんどんとメジャーへの階段を登っていくわけだが、彼らにとって良かったのかな?
そんなことは関係ないか・・・。名曲色彩のブルースをさあ聴こう。
■終わり方が 評価5 日付2006-10-31押しも押されぬ名曲「色彩のブルース」を収録したミニアルバム。
他の曲も非常に良い出来で満ち汐のロマンスと並ぶエゴの最高傑作であることは間違いない。
敢えて文句をつけるとすれば、個人的にはタバコで終わるのはどうかと思う。
他のアルバムの曲だが、できればBIRDで終わってほしかった。
■たぶん人生最高の名曲 評価5 日付2006-06-11発売当時、「追悼 青江美奈」というCDショップのPOPに釣られて試聴して、
ヘッドホンしたまま身震いした。
あれから6年、恐らく一日たりとも欠かすことなく
毎日最低一回は何らかの形で聴き続けているが、飽きるということはないし、
当のEGO作品を含めて、未だこの曲を超えるものには出会っていない。
NERVOUS BREAK DOWNと連作になってるPVと共に、
Midnight Dejavu〜の方ではなく、あくまでもこちらに拘りたい。
■日本的ブルースとジャズのテイストは抜群 評価4 日付2005-02-20初めて聴いたときに懐かしさと危なさを感じた。70年代のアングラミュージックと新しさを併せ持った不思議なグループだ。しかし、ボーカルのダダならぬ実力とサウンドのジャズテイストにはすこぶる好感を持った。この表情はなんと豊かなのだろう。美空ひばり、青江美奈、ドリカムなどわずかなサンプルを除いてわが国のボーカルがなしえた稀有な歌声である。21世紀にこんなサウンド聴かれるとは、日本のミュージック・シーンも捨てたものではない。彼女の生のボーカルを是非聞いてみたい。これほどの魅力的な声はざらに聞くことは出来ないだろう。
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