立川談春“20年目の収穫祭”

立川談春“20年目の収穫祭”


立川談春“20年目の収穫祭” 立川談春“20年目の収穫祭”
立川談春 プライエイド プライエイド
2005-07-21 
¥ 3,000

立川談春/来年3月15日
志らくのピン(2)
志らくのピン
赤めだか
全身落語家読本 (新潮選書)

■「次」を予感させる。家元推薦の本格派! 評価5 日付2007-01-21
 一応、三遊亭円生の生の高座に間に合った世代から言わせてもらえば、その後の生の高座に行って、満足できるのは、(ずいぶん前の)円楽、談志、志ん朝、小三治であった。
 志ん朝は既になく、円楽も引退状態になり、談志家元は、高座よりも、著作や録音に傾いている。それは致し方ないことなのであろう。
 今年、NHK教育での「日本の話芸」で小三治の「うどんや」を見たが、この数年で急激に年老いたように見えた。このままでは、寄席に通い詰める『老後』が危ぶまれていたが、談志家元が、逸材を育ててくれていた。

 『次』は彼かもしれないという印象を持った。
 ただ、できれば、もう少し、誰もがやったようなネタに挑戦してみて欲しい。「船徳」でもいいし、「百川」でもいい。「化け物使い」も聞いて見たいし、「明烏」もいいかも。
 ・・・・と家元のあまりやらないねたを上げておいた。

 楽しみが増えた。

■談春の過程 評価5 日付2006-04-07
立川談春の上手さは、秀でている。
このCDを聞けば、分かる人には分かる。
そして、この時代に生きている喜びをかみしめる。
無論、分からない人でも、楽しめる。
だがおそらく、談春にとって今は過程に過ぎない。
どこへ行くのか、どこまで行くのか。
家元ですら、分かるまい。
願わくば談春よ、遠慮せずに、これからじゃんじゃん
CDやDVDを矢継ぎ早に出してくれ。
CDを出したくても出せない、あまたの後輩のがいるかぎり、
あるいはその噺を聞きたい人がいるかぎり。
出し続けることは、談春たるものの務めであり、義務です
らある!

■気が早いけど、名人伝説に向けて。 評価5 日付2005-08-12
古典落語の王道をひた走る、談春師匠、これがCDデビュー作。コアなファンの間では、「はやく出して」の声があちこちでささやかれていたが(特に、築地本願寺のホールとかで)、高座での「出しません」のお答えなどに、一蹴されていた感があった。ついに、である。彼の「目つき」のヤバさと魅力を直感的に見抜いた福田和也氏の解説つきで、そして、ゴッド談志の、何よりうれしい太鼓判つきで。
演目は、「文七」は志ん朝の名演に迫る力作で、ヨダレものだから当然お買い得なのであるが、「九州吹き戻し」とは、しぶい。初CDとしては、ほとんど冒険的だとすらいえる。談志は「こういうネタをやる、了見が、いい」と語っていたが、このマニアックな感覚、うまく通用するかどうか。談春ファン以外の方々の反応が、ちょっと気になるところである。
いずれにせよ、やがて二十世紀を代表する「名人」になるであろう若き(四十近いけど、この業界では、そりゃ)噺の達人の、はじまりの伝説の記録が、ここにはあるのだ。
■大収穫!! 評価5 日付2005-07-22
昨年落語家生活20周年を記念して行われた独演会で収録された、
「九州吹き戻し」と「文七元結」の豪華2枚組です。
文語調のセリフが多く、展開もダイナミックな噺、
「九州吹き戻し」を、談春師は見事に演じきっています。
「文七元結」も見事!のひと言。
登場人物の感情を憎らしいほど表現しています。
「20年目の収穫祭」というタイトルの通り、
このCDも私にとっては「大収穫」です。
(ボーナストラックとして、「家元のお墨付き」も収録されています。)
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