パシフィック・オーシャン・ブルー(レガシー・エディション) Sugar Mountain: Live at Canterbury House 1968 Barefoot Adventure: The 4 Star Sessions 1962-66 US シングル・コレクション Warren Zevon ■青春は「いつか終わるもの」だと思っていた 評価4 日付2008-11-15 今年実に66歳を迎えた巨匠ブライアン・ウィルソンからの新作。まさか今になってこんな作品が聴けるとは夢にも思わなかった。今から40年近くも前に制作を完全に放棄した作品を60代になってからもう一度始めから徹底的に構築し直した傑作アルバム『スマイル』。あのアルバムが、ビーチ・ボーイズという永遠の呪縛によって彼と聴き手すべてを60年代という遠すぎる「過去」に否応なしに縛り付ける作品だったのに対して、本作は感動的なほどに「今」でしかないブライアン・ウィルソンを鳴らしている。所々に語りを織り交ぜながらの17曲38分というこの極めてコンパクトかつ濃密な瞬間の中で彼は今だからこそ振り返ることのできる自分史を歌い上げていくのだが、そんな彼の背後に広がっていく景色は、「サーフィン」「女の子」「カリフォルニア」という眩しさに溢れた、そう、40年前のビーチ・ボーイズが楽しげに戯れていた、あのキラキラとした青春以外の何物でもない。ビーチ・ボーイズは、紛れもなく若き青春のバンドだった。そして同時に、無力感や虚脱感というあまりに残酷な青春の「その後」まで、正確に鳴らしてしまったバンドだった。ブライアン・ウィルソンは、自らの夢見た青春の煌きを自らの手で裏切った男だった。あの眩しい海に背を向けてしまった男だった。だからこそ彼の罪はどこまでも重く、『スマイル』はその完成までの果てしない年月を遥かに超えて彼を拘束し続ける十字架だったのだ。一度は絶望と狂気の淵で立ち尽くした男が今、「どんな声も、どんな思い出も、僕の心を固く閉じさせる。誰に会っても孤独だった。暗闇に取り残された僕には薄い影さえなかった。それが明日につながる真夜中だと知るまでは」と歌っている。遥か40年前、ひとりの青年が眩しげに見つめていたあの輝かしい景色は、本当の希望だったのだ。
■勇気の報酬 評価5 日付2008-10-08
Good kind of love : コーラスのおねえちゃんと最初のパートを素敵なmelodyではじめ、その後も彼らしいgood melodyが続きます。The Sun keeps on shiningから間奏が鳥肌。凄いよブライアン。
Forever she’ll be my surfer girl : 前曲からの続きから曲が始まる部分が最高です。あまりにもストレートな曲名にもかかわらず(笑)、melodyもいいな。ここでも、ミドルの転調コーラスブリッジが良い。普通のロックンロールソングでは終わらないんです。
Live Let live : この始まりは凄い。やっぱり天才だ!最高のlow-mid tempo melodyを優しく感情を込めて、余裕を持って歌います。60年代の曲にも負けてない!と思う。
Mexican girl :これもほのぼのと良いポップス。どうしてもマイクラブに歌って欲しいくだりがあるんです。。Hey , bonita muchacha,,,, って所。
California Role : 最初聞いたとき、アルがゲスト参加してうたっているのかと思った。いかにもアメリカンで素敵なポップスだなあ。。プロダクションも最高。例によって素敵に(笑)melodyが動きます。
Midnight’s another day : 21世紀のSurf’s Up !とは言いすぎでしょうか?
Can’t wait too longのコーラスから続いて、シンプルなピアノで聴く”lost my way”のくだりは鳥肌ものです。最高のバラッド。無垢だけではなく、愛がいっぱいの、ブライアンならではの傑作バラッド。
Lost in the dark, no shades of gray. Until I found MIDNIGHT’S ANOTHER DAYでのハイトーンで涙。。。
今、ブライアンの弟:デニスのPacific Ocean Blue deluxe復刻版が売れてますが、この二人ってやっぱり似てますね、Melodyも、声も。
Going home : Brianお得意のロックンロールです。これも、途中の転調ブリッジが凄い良いなあ。
Southern California :今はなき弟たちについてストレートに歌ってます。とにかく、楽曲が素晴らしい。ドイツの町でこの曲聴いて、一発で気に入ったのを覚えてます。今でも第一級のmelody makerだと証明しています。